透析センター
ご挨拶
当院透析センターは、2003年10月の開院時より開設し、外来透析ベッド数37床と入院透析ベッド数19床と病棟透析6床で血液透析を行っています。外来患者様は、川西市・猪名川町を中心に、伊丹市・宝塚市・北大阪地域から通院頂いております。
週3回4時間の血液透析と血液濾過透析を中心に、患者様に合わせた間欠的血液濾過透析や、長時間透析なども行っています。安心安全な透析医療の提供と、それを支える透析医療技術・知識の向上に努め、患者様の生活の質の向上を目指しております。
さらに、脳血管疾患や骨折などでリハビリテーションが必要な患者様や入院療養の必要な患者様を近隣医療施設よりご紹介頂き、入院透析(血液透析、腹膜透析)も行っています。当院外来維持透析通院中の患者様で、病状により入院が必要になった場合や、ご家庭の事情で一時入院が必要になった場合の入院も受け入れています。
また、シャントチーム・フットケアチームにより、手と足の定期的な管理を行い、異常の早期発見・早期治療に繋げています。シャントトラブル、下肢血管トラブルは、関連病院・提携病院で治療を行っています。 様々な合併症・併発症に対しては、関連急性期病院との連携を図り、適切に受診・入院を行っています。
地域の透析センターとして、患者様の長い透析人生の良きパートナーでありたいと願っています。
週3回4時間の血液透析と血液濾過透析を中心に、患者様に合わせた間欠的血液濾過透析や、長時間透析なども行っています。安心安全な透析医療の提供と、それを支える透析医療技術・知識の向上に努め、患者様の生活の質の向上を目指しております。
さらに、脳血管疾患や骨折などでリハビリテーションが必要な患者様や入院療養の必要な患者様を近隣医療施設よりご紹介頂き、入院透析(血液透析、腹膜透析)も行っています。当院外来維持透析通院中の患者様で、病状により入院が必要になった場合や、ご家庭の事情で一時入院が必要になった場合の入院も受け入れています。
また、シャントチーム・フットケアチームにより、手と足の定期的な管理を行い、異常の早期発見・早期治療に繋げています。シャントトラブル、下肢血管トラブルは、関連病院・提携病院で治療を行っています。 様々な合併症・併発症に対しては、関連急性期病院との連携を図り、適切に受診・入院を行っています。
地域の透析センターとして、患者様の長い透析人生の良きパートナーでありたいと願っています。
透析センター施設案内
透析センターは当院3階フロアにあります。正面玄関からエレベーターでお越し下さい。
送迎の方も3階フロアまでお越し頂けます。
送迎の方も3階フロアまでお越し頂けます。
診療案内
透析診療時間
午前透析 | 午後透析 | |
---|---|---|
月・水・金 | 9:00~15:00 | 14:30~19:30 |
火・木・土 | 9:00~15:00 | 14:30~19:30 |
診療体制
透析専門医を含む、常勤医師が主治医となり、日常の診療を行います。
あ主治医不在時は必ず代診医が対応致します。
あ非常勤循環器医による診察も、必要に応じて行っています。
あ主治医不在時は必ず代診医が対応致します。
あ非常勤循環器医による診察も、必要に応じて行っています。
院内検査
定期検査
- 月2回:血液検査
- 月1回:胸部レントゲン検査(心胸比の検査)
- 年2回:心電図検査、感染症検査
- 年1回:手指・腰椎のレントゲン検査(透析骨症の検査)
臨時検査
- 心エコー、シャントエコー、下肢血管エコー、ABI検査(下肢動脈硬化の検査)、腹部エコー、ホルター心電図、頭部CT、胸部CT、腹部CT、単純レントゲン検査(頭部、肋骨、腹部、骨盤、上肢の骨、下肢の骨など)
透析センターの取り組み
感染対策
※只今、新型コロナウイルス感染対策施行中
日本透析医会の「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン」や「新型コロナウイルス感染症に対する透析施設での対応について(第5報)」を基に、院内感染対策委員会(ICT)と協力して、皆様の安全を確保するための種々の感染対策を行っています。
透析センターの感染対策チームは、院内ICTと連携をとりながら、透析センター内で勉強会を行い、スタッフへの感染対策周知の徹底を行っています。また、患者様へ感染対策へのご協力を呼びかけています。
ご不自由をお掛けする事もありますが、当センターの感染対策にご協力頂けますようお願い申し上げます。
日本透析医会の「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン」や「新型コロナウイルス感染症に対する透析施設での対応について(第5報)」を基に、院内感染対策委員会(ICT)と協力して、皆様の安全を確保するための種々の感染対策を行っています。
透析センターの感染対策チームは、院内ICTと連携をとりながら、透析センター内で勉強会を行い、スタッフへの感染対策周知の徹底を行っています。また、患者様へ感染対策へのご協力を呼びかけています。
ご不自由をお掛けする事もありますが、当センターの感染対策にご協力頂けますようお願い申し上げます。
災害対策
災害はいつ起こるかわかりません。当院では防災委員会を定期的に開催し、停電、火災、断水、地震に分けた対応方法をマニュアル化して訓練を行っています。透析センターでは患者様向けの「災害時マニュアル」を作成し、透析中に災害が起きた場合の透析離脱(中断)、避難経路、また透析日以外に災害が起きた場合などの対応をご説明しています。患者様参加型の緊急透析離脱訓練も行い、もしもの災害に備えています。
(※ 新型コロナウイルス感染予防のため、現在は訓練を一時中止しています。)
(※ 新型コロナウイルス感染予防のため、現在は訓練を一時中止しています。)
フットケア
透析の患者様は、糖尿病や高齢に伴い、足のトラブルが増えています。例えば糖尿病などで動脈硬化が進むと、足への血流不良が起こり冷えやしびれ、痛みが現れます。透析の患者様は、感染に弱く、重症化しやすい為、水虫、ウオノメ・ タコ等などから、小さな傷ができた場合でも、悪化して傷が大きくなり潰瘍形成、壊死、最終的には下肢切断に至る場合もあります。
当院では、透析を受けられている患者様に対して定期的にフットケアを行っています。足をよく見て、触って、足の冷感、色、傷、変形、水虫、ウオノメ・ タコ等がないかなど、患者様、全員の足を直接触れてチェックをすることで、足病変の予防と、異常の早期発見・対処に努めています。
当院では、透析を受けられている患者様に対して定期的にフットケアを行っています。足をよく見て、触って、足の冷感、色、傷、変形、水虫、ウオノメ・ タコ等がないかなど、患者様、全員の足を直接触れてチェックをすることで、足病変の予防と、異常の早期発見・対処に努めています。
シャント管理
バスキュラアクセス(血液の出入口)は良い透析治療をする上で欠かせないもので、適切な管理をすることで長期存続が期待できます。当院では全スタッフが「見て」「聞いて」「触って」の基本評価手法を一定水準で行い、未然にトラブルを予防できるよう看護師、臨床工学技士、臨床検査技師がシャント管理チームとして専門性を高め合いながら透析医療のサポートに努めています。チームの活動は①シャント情報の管理、②シャントの診察やベッドサイドでのエコーを活用したシャント状態の確認と適正な穿刺部位の検討、③スタッフ教育や患者様への指導を行っています。
栄養指導
当院では管理栄養士が治療時間中に栄養指導を行います。また実際に調理をされるご家族様の調理・栄養相談等も承っておりますので、お気軽にご相談下さい。
透析食は制限が多いという印象をもたれがちですが、逆に過度な制限をすると栄養不足に陥ります。栄養不足は感染症にかかりやすいなどの悪影響が出ますので、一定の基準内で、少しでも自分の嗜好や状況に合わせた食事を考え、工夫、選択していくことが大切です。教科書通りの食事管理では無く、患者様の趣向や生活スタイルをふまえた栄養指導をさせて頂きます。
透析食は制限が多いという印象をもたれがちですが、逆に過度な制限をすると栄養不足に陥ります。栄養不足は感染症にかかりやすいなどの悪影響が出ますので、一定の基準内で、少しでも自分の嗜好や状況に合わせた食事を考え、工夫、選択していくことが大切です。教科書通りの食事管理では無く、患者様の趣向や生活スタイルをふまえた栄養指導をさせて頂きます。
患者サービスのご案内
患者送迎
当院では基本的に送迎は行っていません。
送迎の必要な患者様は、腎友会NPO法人「ひまわり」による送迎や、各種介護タクシーをご利用頂いてい
ます。詳しくは、当センターへお問い合わせください。
送迎の必要な患者様は、腎友会NPO法人「ひまわり」による送迎や、各種介護タクシーをご利用頂いてい
ます。詳しくは、当センターへお問い合わせください。
昼食のご提供
ご希望の患者様には、昼食のお弁当(有料)の注文が可能です。
ただし、昨今の新型コロナウイルス感染対策により、現在はご遠慮頂いています。
詳しくは、当センターへお問い合わせください。
ただし、昨今の新型コロナウイルス感染対策により、現在はご遠慮頂いています。
詳しくは、当センターへお問い合わせください。
看護部より
患者様にとって透析は、生活の一部であり、長い療養生活を余儀なくされています。透析患者様は、食事制限や活動制限をはじめ、日常注意しなければいけないことが多くあります。そうしたことが守られているか患者様に寄り添い、適宜チェックし、個々にあった健康管理と生活指導を行っています。
また、透析前のバイタル測定から始まり、針を刺し、透析用の血液回路を接続して血液浄化を行い、終了したら針を抜き、止血するまで、血液透析の一連の流れを臨床工学技師と連携を取りながら共に行っています。私たち看護師は、患者様に安心・安全な質の高い看護の提供を目指し、日々医師、臨床工学技師、病棟スタッフと連携を取り信頼されるスタッフの育成を目指しています。
また、透析前のバイタル測定から始まり、針を刺し、透析用の血液回路を接続して血液浄化を行い、終了したら針を抜き、止血するまで、血液透析の一連の流れを臨床工学技師と連携を取りながら共に行っています。私たち看護師は、患者様に安心・安全な質の高い看護の提供を目指し、日々医師、臨床工学技師、病棟スタッフと連携を取り信頼されるスタッフの育成を目指しています。
看護実習生の受け入れ
当透析センターでは看護実習生を受け入れています。1日の見学実習ではありますが、「透析看護の重要性」、「透析とは」について指導し、専門知識の領域に対して興味が持てる実習を行っています。
臨床工学科より
臨床工学技士は院内の医療機器をいつでも患者様・スタッフとも安心して使用できるように保守・点検を行
い、日々、安全性確保と有効性維持に努めています。スタッフは日々体温測定などの健康管理を行い、手洗い・手指消毒・ゴーグル・エプロンを着用することで感染予防に努めています。
い、日々、安全性確保と有効性維持に努めています。スタッフは日々体温測定などの健康管理を行い、手洗い・手指消毒・ゴーグル・エプロンを着用することで感染予防に努めています。
透析フロアでは準備・プライミング(人工腎臓を生理食塩水で洗浄・充填する)、透析条件の確認と設定(体
重増減量、血液流量、抗凝固剤用量などを装置に設定)、シャントへの穿刺(血液流入出の確保)、透析中のバ
イタルチェック(血圧、脈拍、状態などの変化を診る)、装置チェック(設定、装置、体外循環が正常かの確
認)、返血工程(薬剤の注入や止血、バイタルチェック)、廃棄物処理と洗浄(血液回路の廃棄、装置の洗浄、
消毒)といった一連の流れを主に任せていただき、患者様にとってより近い存在となっています。
重増減量、血液流量、抗凝固剤用量などを装置に設定)、シャントへの穿刺(血液流入出の確保)、透析中のバ
イタルチェック(血圧、脈拍、状態などの変化を診る)、装置チェック(設定、装置、体外循環が正常かの確
認)、返血工程(薬剤の注入や止血、バイタルチェック)、廃棄物処理と洗浄(血液回路の廃棄、装置の洗浄、
消毒)といった一連の流れを主に任せていただき、患者様にとってより近い存在となっています。
また、透析治療に欠かせない透析用水・透析液・透析装置の管理計画を立て、定期点検および消耗部品の交
換を行うことで高水準の透析治療を目指しています。
換を行うことで高水準の透析治療を目指しています。
透析センターでは様々な医療機器に対応し、中でも肺の機能を代行する人工呼吸器を装着している方への透
析毎の搬送・検査やお風呂などの移動毎の同伴・装置チェックを看護師と協同で行い医療安全に取り組んでい
ます。
析毎の搬送・検査やお風呂などの移動毎の同伴・装置チェックを看護師と協同で行い医療安全に取り組んでい
ます。
透析で使用している医療機器以外にも生命維持管理装置である人工呼吸器・保育器・除細動器をはじめ、シ
リンジポンプ・輸液ポンプ・生体情報モニターなどの治療には無くてはならない装置や、産科病棟の麻酔器・分娩監視装置や医療ガス配管といった幅広い領域で計画的にメンテナンスを行っているだけではなく、病院スタッフが医療機器を安全に取り扱えるように指導・教育も行っています。
リンジポンプ・輸液ポンプ・生体情報モニターなどの治療には無くてはならない装置や、産科病棟の麻酔器・分娩監視装置や医療ガス配管といった幅広い領域で計画的にメンテナンスを行っているだけではなく、病院スタッフが医療機器を安全に取り扱えるように指導・教育も行っています。
透析医療の自主機能評価指標
「日本透析医会の透析医療の自主評価指標に基づく」2023/9/1現在
評価指標項目 | |
Ⅰ.施設の状況 ■1.施設の設備 □□①施設の種別 □□②病床数 □□③ペーシェントステーション台数(透析ベッド数) |
病院 397床 56台 |
■2.施設の機能 □□①準夜透析の可否(21時以降終了) □□②オーバーナイト透析の可否(日をまたがる透析で6時間透析以上) □□③在宅血液透析の可否 □□④オンラインHDFの可否 □□⑤シャント手術の可否 □□⑥PTAの可否 □□⑦処方の区分(院内処方・院外処方) □□⑧腎代替療法実績加算の有無 □□⑨下肢末梢動脈疾患指導管理加算の有無 |
不可 不可 不可 可 グループ施設で可 グループ施設で可 院外処方 無 有 |
3.医療スタッフの状況 □□①透析に関わる医師数 □□②透析医学会会員の医師数 □□③透析専門医の人数 □□④透析技術認定士の人数 □□⑤透析に関わる看護師数 □□⑥透析に関わる臨床工学技士数 □□⑦透析に関わるメディカルソーシャルワーカーの人数 □□⑧管理栄養士の人数 |
常勤5人 4人 2人 1人 常勤10人, 非常勤2人 常勤16人 常勤2人 常勤2人 |
Ⅱ.患者の状況 □□①外来HD患者数 □□②外来PD患者数 □□③外来透析患者に対する後期高齢者患者の比率 |
74人 1人 54% |
Ⅲ.治療指標(外来HD患者対象) □□①腎性貧血管理(Hb10.0g/dl以上の比率) □□②P管理(P6.0mg/dl以下の比率) □□③PTH管理(iPTH240pg/ml以下の比率) □□④透析時間(4時間以上の患者の比率) □□⑤透析時間(5時間以上の患者の比率) □□⑥透析量(Kt/V1.2以上の比率) |
90.1% 80.3% 85.3% 86.2% 4.6% 86.7% |