副理事長ご挨拶
私は2020年1月に医療法人協和会の副理事長に就任しました。それまでは副理事長は一人体制でしたが、この時から二人体制となって役割分担も明確になり、私は診療・危機管理を担当することとなりました。
診療面では、救急医療と在宅部門の支援に力を入れています。川西市立総合医療センターの救急部門が地域で信頼される組織になることを目指しています。その一方で在宅支援センター長として法人全体の在宅部門の運営にも関わっています。
危機管理としては多彩な分野をカバーしなければなりませんが、それを具体化したものが法人クオリティマネジメント室(QM室)であり、その室長も担当しています。医療・介護におけるクオリティマネジメントでは多様な視点から関わる必要がありますが、中でも重要と考えられる4領域を取り上げて委員会を構成しています。すなわち、医療安全対策、感染対策、ハラスメント対策、ストレスマネジメントです。前二者は診療現場と密接に繋がりますが、後二者は職場環境の改善に直結します。
医療法人協和会は地域に貢献できる医療・介護サービスの提供はもとより、人材育成・職場環境の改善を通じて職員にも夢ある場の提供を目指しています。
副理事長 吉永 和正
略歴
ウエルハウス西宮 施設長
クオリティマネジメント室長
役職・併任等
- 一般社団法人 日本DMORT 理事長
- 認定NPO法人 日本レスキュー協会 相談役(前理事長)
- 兵庫腎疾患対策協会 会長
- 日本救急医学会 功労会員
- 日本臨床救急医学会 功労会員
- 日本腹部救急医学会 特別会員
- 日本災害医学会 功労会員
令和7年4月より医療法人協和会の副理事長を拝命いたしました。「学術・教育」部門を担当します。法人の理念として掲げています「地域社会と密着して連携を深め、良質な医療・介護サービスを通して社会に貢献します」を、進めて行くにはチーム医療の完遂が必須であり、全人的医療の実践が重要です。そのためには、全職員が、常に新しいアイデアとチャレンジ精神も持ちながら、この目標に向かって、日々地道に努力して行くことが必要です。
「目標に向かって歩み続ける人材の育成」が重要であり、そして、夢を抱き、その夢の実現に向かって成長できる職場、働きがいのある職場つくりもチーム医療の完遂には必要です。
人材育成のシステムとしてすでに稼働している「研修センター」と協力し合いながら、「学は以て、已むべからず」の精神で、学びを続けられるような環境つくりを進めて行きたいと思います。
全職員の「チーム医療および全人的医療」の完遂をめざして、尽力いたします。
副理事長 福田 能啓
略歴
兵庫医科大学 ささやま医療センター 病院長
役職・併任等
- 日本ヘリコバクター学会 名誉会員・元理事長
- 日本栄養治療学会 名誉会員
- 日本消化器学会 功労会員
- 日本消化吸収学会 名誉会員
- 日本在宅医療連合学会 功労会員
- 日本在宅経腸栄養研究会 名誉会員
- 日本栄養アセスメント研究会 監事
- 日本サルコペニア・癌悪液質・消耗性疾患研究会 世話人
- 厚生科学研究・がん克服新10か年戦略事業、「発癌の高危険度群を対象とした予防難治性炎症性腸管障害調査研究班・班員(平成7年から17年)
- 厚生労働省がん研究・班長(福田班)(平成18年から22年)